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AI活用 データ準備チェック|20項目で、渡せる状態かを確かめる

生成AIを人事で使うとき、最初に問題になるのはモデルの性能ではありません。渡すデータが、定義され、辿れ、見せてよい範囲が決まっているかどうかです。20項目に答えると、印の付かない項目が証拠と主担当つきで並びます。

AI活用 データ準備チェック(20項目)

20項目に3択で答えると、印の付かない項目だけが並びます。点数は出しません。入力値は送信されません。

「できている」は、第三者に見せられる文書・記録が今日ある状態です。担当者の頭の中や前任者のExcelにしかないものは「一部」にしてください。

A データの定義|AIが読む数字に、意味が付いているか

1. 渡す指標ごとに定義書がある
2. 指標が結果・過程・運用のどれかに分類されている
3. 同じ指標名で複数の定義があるものを把握している
4. 定義に版番号が付き、出力にも表示される
5. 列の意味が、列名だけで分かるようになっている

B 出典と再現性|出力された数字から、元の行に戻れるか

6. 抽出条件が言葉で書かれている
7. 基準日のスナップショットを保存している
8. 出力した数字から元ファイルの行まで辿れる
9. 更新の頻度と時点が決まっている
10. データの欠損と異常値の扱いが決まっている

C 見せてよい範囲|生成物は、元データの権限設定を自動では引き継がない

11. 少人数の集計を表示しない閾値が決まっている
12. 読者ごとに見てよい範囲が定義されている
13. 生成の入力に入れない項目を決めてある
14. 利用目的に、その用途が含まれている
15. 外部サービスに渡す場合の取扱いが確認済み

D 比較のルール|誰と比べて上位なのかが、結果を決めている

16. 比較集団が設定として存在する
17. 選び方を変えたときの結果を導入前に計算した
18. 選ばれなかった人への説明が用意されている

E 運用と記録|人が介在した証拠が残るか

19. 出力をそのまま決定にしない手順がある
20. 操作履歴と出力の記録を残している

点数ではなく、印の付かない項目

この手のチェックは合計点で語られがちですが、点数は明日やることを決めてくれません。印の付かない項目のほうが具体的です。定義書がない指標、抽出条件が誰かのExcel関数の中にしかない指標、閾値が画面にはあるが出力にはない仕組み。そのひとつひとつが、AIが出した数字を確かめられなくなる場所です。

40点満点の採点と点数帯ごとの読み方、最初の90日でやることの順番は資料のほうにあります。生成AIに人事データを渡す前の点検 20項目を合わせてご覧ください。

人事だけでは10項目しか決まりません

部門その部門にしか決められないこと
人事指標の定義、抽出条件、比較集団の選択、出力を決定に使うときの手順
情報システムスナップショットの保存、閾値と権限の実装、操作履歴の保存
法務・コンプライアンス利用目的の範囲、委託先の監督、学習への利用の可否
経営企画・IR届け先ごとの定義の違いと、開示した数字との整合

結果は所管別にも並びます。どの部門を呼べば残りが決まるかが分かれば、進め方が変わります。

Floraの支援

Flora株式会社の人的資本データ基盤「CapLead」は、指標の定義を版つきで固定し、各社の投入データを元ファイルの行まで遡れる状態で保持し、出力のたびに受信者のスコープと10名未満の非表示を適用します。スコープが描画時に効く様子は「スコープ別 出力プレビュー」で、比較集団を変えると選ばれる人が入れ替わることは「選抜ルール比較シミュレーター」で確かめられます。

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