生理痛体験はどこでできる?|個人・イベント・企業研修の違いと探し方

2026年 11月 5日

生理痛体験とは、EMS(筋電気刺激)機器を腹部や腰に付け、生理痛に近い痛みや重だるさを疑似的に体感するプログラムです。体験してみたいと思って探すと、個人がいつでも予約して参加できる常設の場所は多くありません。体験の機会の多くは、企業や学校、イベントの主催者が用意する場に限られているためです。Floraの生理痛体験研修も、個人向けの常設会場は設けておらず、法人・団体向けに実施しています。この記事では、生理痛体験ができる場を、一般の人が参加できるイベント、学校・大学の企画、企業の研修の3つに分けて整理し、それぞれの探し方と違い、職場で実施する場合の形式を紹介します。

生理痛体験とは:仕組みと体験の中身

生理痛体験で使うのは、腹部や腰部に貼るEMS機器です。筋肉に電気刺激を与え、強さを段階的に上げていくことで、生理痛に特有の鈍痛や締めつけ感、重だるさに近い感覚をつくります。Floraが使っているのは専用の低周波治療器で、強さは本人が調整でき、途中でやめることもできます。

体験の中身は、どこで受けるかによって変わります。イベントでは数分間、痛みを感じてみることが中心です。企業の研修では、体験に加えて、女性の健康課題についての講義と、感じたことを職場でどう生かすかを話し合う時間がつきます。Floraの研修の標準的な流れは、講義(約20分)、疑似体験(約20分)、共感ワーク(約20分)、行動宣言とアンケートで、全体で60〜90分です。研修の内容は「生理痛体験研修とは?内容・効果・費用・健康経営度調査での扱い」で詳しく説明しています。

性別を問わず参加できます。女性が体験すると、自分が毎月感じている痛みを客観的に見直す機会になり、我慢して当然のものではなかったと気づく人もいます。

生理痛体験はどこでできる?3つの場

生理痛体験ができる場は、大きく分けて次の3つです。

場参加できる人時間の目安見つけ方
イベントの体験ブース(展示会、商業施設、自治体などの催し)一般の来場者短時間(企画による)主催者の告知。開催は期間限定
学校・大学の企画(授業、学生団体のイベントなど)学生、教職員など企画による学校や団体の告知
企業・団体の研修その企業や団体の従業員60〜90分勤務先が導入する

一般の人が参加しやすいのは、1つ目のイベントです。ただし、開催は期間限定で、体験が中心の短い企画になりがちです。2つ目の学校・大学の企画には、Floraが関わった例として、立教大学の学生団体Revise Social Insightが2025年12月8日に池袋キャンパスで開いたSRHRのイベントがあります。学部生や大学院生、大学職員など男女38名が参加し、生理痛体験のあとにグループで対話する時間を設けました(実施リリース)。

3つ目の企業の研修は、勤務先が導入していれば参加できます。個人で申し込むことはできませんが、体験と講義、対話がそろった形で受けられるのはこの場です。

個人で体験したいときの探し方

個人で体験したい場合、確実なのは、イベントや学校の企画の告知を見ることです。生理痛体験は、研修や展示の一部として行われることが多く、「生理痛体験」という名前で単独の催しとして告知されるとは限りません。女性の健康やSRHR、ダイバーシティをテーマにしたイベントの案内に、体験ブースが含まれていないかを確認すると見つけやすくなります。

Floraが関わる一般の方向けの体験会やイベントは、開催が決まり次第、お知らせで案内しています。Floraの体験は、スタッフが現地で機器の装着から進行までを担当する形で行っています。

もう一つの方法は、勤務先や学校に導入を提案することです。人事部や健康経営の担当部署、学生団体の企画として持ち込めば、同僚や友人と一緒に、講義と対話つきの形で体験できます。社内で提案するときの材料には、参加者アンケートの数字を比べた「生理痛体験研修を「効果」で選ぶ|公表されている数字の読み方と比較の観点」が使えます。

勤務先に提案するなら、社内の予定に合わせると話が通りやすくなります。健康経営優良法人の認定を目指す会社では、令和8年度の健康経営度調査(大規模法人部門)で、女性特有の健康課題に関する知識を得るための取り組みがQ47として問われています。生理痛体験研修はこの取り組みに当たり、誰を対象に何人が参加したかを書きやすい施策です。衛生委員会のテーマとして、3月1日から8日の女性の健康週間に合わせて提案する方法もあります。年間の議題の組み方は「衛生委員会の議題例|12か月のテーマ表と、2026年度に加えたい議題」をご覧ください。

企業で実施する場合の形式と地域

企業で生理痛体験を実施する場合、Floraでは次の形式があります。

  • 研修形式(60〜90分):講義、疑似体験、共感ワークを組み合わせます。体験とワークの質を保つため、1回あたり30〜40名程度を推奨しており、人数が多い場合は複数回に分けます。
  • 体験ブース形式:展示会や社内イベントで、来場者が短時間で体験できるブースを設けます。
  • 動画研修との組み合わせ:研修形式や体験ブースに、動画研修を組み合わせることもできます。

実施場所は、法人向けの出張形式で、東京・名古屋・大阪をはじめ全国の事業所や会議室に伺います。名古屋や神奈川、関東の事業所でも、自社の会議室で実施できます。製造現場の作業長・リーダー層44名が参加した東芝産業機器システム様 三重事業所の事例や、本社と3拠点の男性社員計95名が参加したキリンエンジニアリング様の事例のように、工場や複数拠点での実施にも対応しています。

イベントの体験と、企業研修の違い

同じ「生理痛体験」でも、イベントと研修では目的と中身が違います。

イベントの体験ブース企業の研修
目的生理痛を知るきっかけ職場での声かけや業務の調整を変える
時間短時間(企画による)60〜90分
中身体験が中心講義、体験、グループでの対話、行動宣言
参加者来場者、その場に居合わせた人管理職と従業員を混ぜたグループ
事後主催者によるアンケートで効果を確認し、報告書にまとめる

どちらを選ぶかは、目的で決まります。生理痛について知ってもらう入口にするなら体験ブース、相談の受け方や業務の調整といった職場の対応を変えたいなら研修が向いています。社内イベントのブースと管理職向けの研修を組み合わせることもできます。

体験だけで終わると、「大変そうだ」という感想で止まりがちです。研修では、体験のあとに、相談を受けたときの声かけや、生理休暇の使い方、業務の分担をどう変えるかまで話し合います。「意味がないのでは」という声への答え方は「生理痛体験研修の賛否|「意味がない」という批判と効果の限界にどう答えるか」で扱っています。

体験する前に知っておきたいこと

体験で感じるのは、生理痛の一部を疑似的に再現した感覚です。実際の生理痛は人によって強さも種類も違い、頭痛や吐き気、気分の落ち込みを伴うこともあります。Floraの研修の参加者アンケートでも、「痛みの種類が実際とは少し違う」という声がありました。体験は理解の入口と考えるのが適切です。

強さは本人が段階的に調整でき、つらければ途中でやめられます。体調に不安のある方や持病のある方は、無理に体験せず、見学で参加することもできます。Floraの研修では、体験の前にスタッフが説明と調整を行います。

Floraの生理痛体験研修

Floraの生理痛体験研修・ワークショップは、2026年10月時点で100社以上・延べ1万人以上に実施しています(Flora社調べ)。2025年8月から2026年1月に4社で回収した参加者アンケート(計201名、管理職が中心)では、研修全体の満足度が98.5%、「今後の行動を変えようと思った」が98.0%でした(Flora社調べ)。物流業の幹部社員20名が参加したセイノーラストワンマイル様の事例など、業種や対象者ごとの事例も公開しています。

職場で生理痛体験を実施したい場合は、生理痛体験研修・ワークショップのページから資料請求やお問い合わせができます。費用は人数や回数、形式によって変わるため、個別にお見積もりします。

まとめ

生理痛体験は、個人がいつでも予約して参加できる常設の場所は少なく、主にイベントの体験ブース、学校・大学の企画、企業・団体の研修の3つで体験できます。一般の人が参加しやすいのはイベントですが、開催は期間限定で、体験が中心の短い企画が多くなります。

講義と対話まで含めた形で体験できるのは、企業や学校の研修です。個人で体験したい場合は、イベントの告知を確認するか、勤務先や学校に導入を提案するのが近道です。Floraでは全国の事業所に出張して実施しており、一般の方向けの体験会はお知らせで案内しています。

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